『くいしばり』『歯ぎしり』などお困りの事はありませんか?
クチトレについて(リップトレーニング)
当院では、クチトレという弾力性に富む樹脂で作られた器具を使って、これらの症状を改善するために専門のトレーナーがお口周辺の筋肉トレーニングの指導をしております。
この器具をくわえた時の器具の形状と材質の復元力により口の周りの筋肉(口輪筋)、頬の筋肉(頬筋)に負荷を加え、顔全体の筋肉(表情筋)を鍛えます。
顔全体のエクササイズができ、今までできなかった特定部分(額・目元・頬・顎・首元など)の筋肉群に負荷をかけることで、効率的に表情筋を鍛えることができます。
お口の筋トレで口腔内環境が改善できます
- 「この頃なんだか体の調子が悪い」
- 「肌が荒れやすくなってきた」
- 「口の中の様子が変…」
- 「口臭を感じるようになってきた…」
こんなお悩みをお持ちの方にチェックしていただきたいことがあります。お口の中に次のような症状がありませんか?
- 気がつくと口を開けていることが多い
- 就寝時にいびきをかいている
- 起床時に口の中や唇が乾いている
- 起床時に口の中がネバネバする
- 風邪を引きやすくなった
- 口臭がひどくなってきた
- 歯磨きをしているのに前歯が薄茶色
- 子どもの頃のアデノイド・扁桃肥大があった
- 起床時に喉が痛い
- 舌の先の定位置が、上前歯の裏以外
- 歯並びが悪い
- 哺乳瓶保育で育った
- いつも鼻が詰まっている
- 歯石がたまりやすい
- 歯みがきで歯ぐきから出血がある
このような症状が3つ以上あれば、唇の力が衰え、口呼吸をしている可能性が高いと考えられます。
口呼吸が招く体への悪影響
いつも口呼吸をして口がポカンと開いていると、見た目に悪いだけではなく、体の不調を招く原因となってしまいます。
空気中の病原菌や有害物質などは、フィルター機能を持つ鼻からではなく、口で吸収されると繁殖力が高くなり活動的になってしまいます。
そのため、風邪を引きやすくなったり、喉や扁桃体に炎症を起こしたり、さまざまな不具合を招くことになるのです。
また、お口が開いていることで唾液が減り乾燥してくると、口腔内の洗浄力が低下し歯科疾患を引き起こしやすくなります。
- 虫歯、歯周病、口内炎、舌炎
- 糖尿病、高血圧などの生活習慣病
- 鼻炎、鼻づまり、気管支炎、風邪
- アトピー、掌せき膿疱症
- 睡眠障害(いびき、睡眠時無呼吸症候群)
クチトレでお口の筋トレを
正しい呼吸を取り戻すために、お口の周辺の筋肉トレーニングが有効であることがわかってきています。
さらに、表情筋の刺激は脳神経に良い刺激を与え、口腔内環境が改善されることで免疫力の向上が期待できます。
当院では、唇の筋力トレーニングに「クチトレ」を使用しています。
1日に3~4回、3分間の筋トレが効果を発揮します。慣れるまでは、表情筋にだるさを感じるかもしれませんが、続けることで唇を閉じる力が回復し、さまざまな体の不具合の改善が期待できます。
特に、洗浄効果がある唾液の分泌が促されると、口腔内環境が改善され、虫歯や歯周病といったお口のトラブルを遠ざけることができます。
他にも、舌の位置が上がることで、いびきが解消され快適な睡眠が得られたり、表情筋が鍛えられることで若く見えたりといった美容効果も期待できます。
とっても大切な唾液のおはなし
唾液には、お口の中の細菌などを洗い流す洗浄効果があります。
また、唾液には、歯を守る皮膜効果、歯にミネラルを浸透させる再石灰化作用、酸性に偏った口腔内を中性にする効果、抗菌効果といった大切な役割があります。
そのため、なんらかの原因で唾液の分泌が悪くなると、体の入り口であるお口の環境が悪くなり、虫歯だけでなく、歯周病などのトラブルを招くことに。
口呼吸でお口の中がカラカラになっているなら要注意です。唾液の分泌量が減っていないかチェックしてみましょう。
抗菌作用があります。
唾液ペルオキシダーゼは細菌の発育を抑制・殺菌し、 発ガン物質の弱毒化作用があります。
口の中を清潔に保ちます。
口腔内の食物の細片、細菌、異物などを洗い流す作用があります。
口の渇きを感じます。
身体が脱水状態にある時は、唾液の分泌が制御され口渇感を覚え、水分の補給を促します。
身体に良いホルモンが分泌されます。
耳下腺・顎下腺からパロチンという唾液腺ホルモンが分泌され骨や歯、毛髪などの発育を促進し加齢現象を抑制します。
口の中の粘膜表面を保護します。
粘膜表面をなめらかにして飲み込みを助け、咳き込みの防止にもなります。
食べ物の味を味わえます。
食べ物の味が唾液に混ざって味を感じます。