「口腔機能低下症」は、2016年に「日本老年歯科医学会」によって発表された言葉です。
喋るとき、飲み込むとき、噛む、といった「口の機能」が弱くなることを「オーラルフレイル」(口の虚弱)を呼びます。口の筋肉には、噛むときに使う筋肉のほか、舌を動かす筋肉や唇を動かす筋肉があります。筋力が低下すると口の動きが悪くなり、いわゆる「口腔機能低下症」へと進行していきます。
2018年の4月からこの口腔機能低下症の診断や治療には保険が使えるようになりました。健康長寿はお口からです。当院では予防のためにこちらの検査や治療をオススメしています。
一つでも当てはまれば歯科医院へ行こう
- 硬いものが食べにくくなった
- 汁物を飲むときに時々むせるようになった
- 口の中が乾くようになった
- 薬を飲みにくくなった
- 滑舌が悪くなった
- 食事をするのに時間がかかるようになった
- 食べこぼしをするようになった
- 食後に口の中に食べ物がも凝るようになった
一つでも当てはまればの検査を
低下症を予防するために必要な高齢者の口腔ケア
1「口腔をきれいにするケア」
お口の中に汚れがあると、虫歯や歯周病の原因になるだけではなく、ウィルスなども体内に侵入しやくすなります。
2「運動や訓練のケア」
口腔機能の維持や回復を目的として、口腔周辺のトレーニング・マッサージをします。 口腔機能の低下を予防しやすくなります。